2021年09月20日

おひとりさまは尊厳死宣言と事前指示書を

こんばんは。人生100年時代のパートナー 川崎市宮前区の遺言・相続・後見専門の女性行政書士 宇佐美です。

ゴールデンウィーク目前、後見事務の移動中に怪我をして以来、ブログを更新してませんでした。
おかげさまで、瞼の怪我はひと月程度で治り、今は傷も目立ちません。

この4か月、悩みながらお仕事をすることが多かったように思います。
おひとりさまが救急搬送されたり、緊急で受診するのにつきそうことが重なりました。
そんななかで、私が迷わずに済んだのは「尊厳死宣言書」でした。
緊急搬送先で、そちらを提示すると
「わかりました。では、これとこれの書類にサインをしてください。」
それでも、明け方の救命救急の椅子に座って、私はどれだけの書類にサインをしたことか。
容体が落ち着いて、家に戻ってきたのは5時間後でした。

それからは、おひとりさまのご相談には、必ず尊厳死宣言と事前指示書(もしもの時、自分で意思を伝えられなくなっていた場合に備えて、どういう医療・ケアを受けたいのかを記載しておくもの。)のお話をさせていただいてます。
最初は、資料もお渡ししていたのですが、今はご自分で調べていただくようにしています。
なぜなら、ご自分のその時を想像して、どうしたいか考えていただきたいからです。
ちょっと前なら「胃ろうをしません。」という方は多かったのですが、今は、胃ろうはほとんど行われていません。

強制力はないので、事前指示通りになると限りませんが、ご自分がどう考えていたかをご家族やサポートしてくれる方、代理人に気持ちを伝えることが大切です。
また、一度書いて終わりではなく、定期的に見直しもおすすめしています。

参考 【医療に対するわたしの希望】事前指示書について(関西医科大学総合医療センター)

いろいろな病院や自治体でも配布されているので興味のある方は「事前指示書」で検索をしてみてください。

遺言・相続・後見のご相談は「宇佐美行政書士事務所」へお問合せください。
遠距離介護でお悩みの方のご相談も受けたわまります。
タグ:尊厳死宣言
posted by こうさぎママ at 21:36| Comment(0) | 後見

2021年05月21日

コロナワクチン予防接種

こんにちは。人生100年時代のパートナー 川崎市宮前区の遺言・相続・後見専門の女性行政書士 宇佐美です。

気がつけば前回の更新から2か月経過していました。
連休前、移動中に駅で転倒して怪我をしてしまいました。
気が付くと横たわっている私。周りに人が集まってきて、「救急車!」と叫ぶ声。「動いちゃだめよ。」と脈をとってくれる人。
このまま動けなくなったら、私を頼りにしてくれている被後見人たちはどうなるのだろう。そればかり考えていました。

顔面強打して眉下を三センチ縫って、膝と腰の打撲。眼鏡は壊れ、服は血まみれ。
でも、これで済んでよかったと心から思います。

安静にしている間、ケアマネさんが代わりにいろいろと動いてくださいました。感謝!。
そこで、私にもできるミッションがケアマネさんからくだりました。
コロナワクチン予防接種の予約。

かかりつけ医の予約開始日の朝、電話をかけ続けました。
やっとつながたったと思ったら、終了。次回の予約は6/21でした。
するとケアマネさんから新しい情報が。
他の診療所でも予約受付しているとのこと。
再び、電話をかけ続け、予約が取れました。
来月の接種日までに、かかりつけ医に行って接種してもよいかの確認をします。
当日は、初めての診療所なので付き添いも必要です。
ヘルパーさんにお願いできないか確認中です。

同じ日、大阪の父にも予約を頼まれました。
これもiphoneと固定電話を両手に持ってかけ続け、1時間かかって予約完了。
ちなみに弟も同じ時間600回リダイヤルしたそうです。

もし、離れた親御さんの代わりに予約するときは、予約電話番号、接種券番号、診察券番号、そして都合の悪い日を聞いておくことがポイントです。
ディサービスの日、ヘルパーさんが来る曜日と時間、病院の予約日は確認しておいてくださいね。

おひとりさまで在宅、かつ認知症があると誰がワクチン接種の予約をしてくれるのでしょうとしみじみと思った一日でした。

遺言・相続・後見のご相談は「かわさき相続相談室 宇佐美行政書士事務所」へお問合せください。
遠距離介護でお悩みの方のご相談も受けたわまります。
posted by こうさぎママ at 11:17| Comment(0) | 後見

2021年03月25日

後見人のお仕事について

こんにちは。人生100年時代のパートナー 川崎市宮前区の遺言・相続・後見専門の女性行政書士 宇佐美です。
毎年、2月3月は業務が立て込み全く余裕のない日々を過ごしておりました。
やっとひと段落ついたので、ブログを久しぶりに更新します。

3月13日(土)にFPの安田まゆみ先生のオンラインセミナーにゲストスピーカーとしてお招きいただきました。

後見人のイメージがどうしても、報酬が高い、家族とうまくいかないといったマイナス面ばかり取り上げられます。そうではないことをお伝えしたくて参加させていただきました。

後見は、大きくわけて2つあると考えています。
@ 預金を下ろしたい、遺産分割協議や不動産の売却をするためにやむを得ず後見人をつける
A 面倒をみるご親族がいない(おひとりさま、お子さんのいない夫婦)

Aの方には、プラスな面がたくさんあることをお伝えしました。

ただし、成年後見の場合には、ご本人にお会いするのが認知症になってからなので、
・お元気なときに、どのように過ごされていたのか?
・好きな食べ物や嫌いな食べ物はなにか?
・病歴やアレルギー
・老後をどう過ごしたいと思っていたか 等々
必要な情報がなかったりします。

おひとりさまは、手掛かりとしてエンディングノートを書いておいてくださると、本当に助かるのです。

また、後見の手続の流れや、実際どのような仕事をしているのかを就任時と通常時にわけて説明をしました。

【就任時の主な仕事】
(1) 本人および関係者との面談

(2) 通帳、定期預金証書、キャッシュカード、有価証券、印鑑、印鑑登録カード、登記識別情報(登記済権利証)、保険証書、年金手帳などを預かる(本人または管理していた人から受け取る)。

(3) 後見登記事項証明書を法務局で申請(郵送可)

(4) 金融機関、役所や保険会社、年金事務所などに後見人の届け出をする

(5) ケアマネージャーなど介護担当者と打ち合わせ

(6) 被後見人の財産を調査し、1か月以内に財産目録、年間収支の見込みを家庭裁判所に提出
(資産状況を把握して、今後の生活プランを検討して、1年間に支出する金額を予測し、収入とのバランスを図った計画を立てる)。

(7) 親族(キーパーソン)への就任あいさつ、必要に応じて近隣の方へもごあいさつ


【通常の財産管理】
(1) 重要書類の保管、各種書類の保険、請求書・領収書・振込控えなどの保管

(2) 預貯金の管理 使っていない口座の解約、必要に応じて定期預金の解約

(3) 収入の受取
  年金の振込手続き、受取、高額療養費・高額介護サービス費などの還付金の手続と受取
  入院保険などの保険金の受取手続き
  給付金、家賃収入や個人年金などの受取

(4) 支払い
  公共料金、介護サービス費用、施設費、医療費、入院費用など費用の支払い
  自動引き落としの手続き

(5) 日常生活に必要なものを購入。自宅の場合は生活費を定期的に渡す。

(6) 不動産の管理
  火災保険の手続き、修繕やバリアフリー工事などの契約、管理会社とのやり取り、賃貸借契約

(7) 税金の納付、確定申告

(8) 生命保険や医療保険、損害保険の更新、見直し、保険料の支払い

これらは私の場合なので、状況によって違います。

「身上監護で悩むことはありますか?」という質問をいただきました。
悩むことはたくさんあるのですが、一番大きいのは施設選びです。
その方に合ったところを選ぶのですが、果たしてご本人にとってどうなのかは、入所してからでないとわかりません。気難しい方が、笑顔でスタッフさんと話をしているのを見た時の安堵感はとても大きかったです。

後見をご家族やご親族などに検討されている方は参考になさってください。

遺言・相続・後見のご相談は「かわさき相続相談室 宇佐美行政書士事務所」へお問合せください。
遠距離介護でお悩みの方のご相談も受けたわまります。
posted by こうさぎママ at 17:15| Comment(0) | 後見