2018年12月21日

相続回復の請求権

こんばんは。人生100年時代のパートナー 川崎市宮前区の遺言・相続専門の女性行政書士 宇佐美です。

年末はみなさんいろいろと予定が目白押しですね。ブログを更新する時間がなくていたら、まちなかbizあおばの忘年会で「ブログやらないの?」と聞かれました。12月16日(日)まちなかbizあおばで開催した「遺言書教室」で年内のセミナーは終了でした。終わったらほっとして、休憩モードでした。

来年のまちなかbizあおばでのセミナーは2月に予定しております。1月は26日土曜日に新吉田の地域ケアプラザさんで「もしもに備える老後の金銭管理と後見の活用」のセミナーをさせていただきます。今話題の「家族信託」もわかりやすくお話をする予定です。お近くの方は是非ご参加ください。

さて、遺言書教室をすると参加された方がいろいろな質問をされます。その場でお答えできるものは回答し、きちんと調べてお答えする場合は、後日回答させていただいております。12月16日ではこのような質問がありました。

【質問】
セミナーの中で「代襲相続」の話がありましたが、それに該当していました。でも、今思えば勝手に遺産分割協議がされました。
【回答】
民法884条では「相続回復の請求権は、相続人またはその法定代理人が相続権を侵害されたことを知ったときから5年おこなわれないときは、時効によって消滅する。相続開始のときから20年を経過したときも同様である」と定めています。
「相続権を侵害されている事実を知った時」とは、単に相続開始の事実を知るだけでなく、自分が真正相続人であることを知り、かつ自分が相続から除外されていることを知った時です。
これは必ずしも訴える必要はないのですが、実際は訴訟になることが多いケースです。

【質問】
遺言書が遺産分割協議のあとに出てきた場合はどうなりますか?
【回答】
遺産分割も終わり、やれやれと思っていたところに、遺言書が出てきた場合は、原則遺産分割は無効になります。したがって前の遺産分割はやり直すことになります。この場合も、相続回復請求権によって、遺言の内容の実行を求めることになります。

遺言の内容と遺産分割協議の内容が異なっていたとしても、相続人全員が遺産分割協議の内容のままでよいと合意するなら、過去に行った遺産分割協議は無効にはなりません。

【質問】
自筆遺言を訂正した場合、その欄外に日付はいりますか?
【回答】
1.遺言書の訂正箇所に、訂正の場合は二本線で消して、正しい文言を記入します。
2.変更した箇所に、遺言書に押印した印鑑で押印します。
3.変更した部分の欄外に「本行●字加入■字削除」というように書きます(付記)。付記した箇所に、遺言者本人が署名します。日付は必要ありません。

いかがでしょうか。みなさんもちょっとした疑問を「遺言書教室」に参加して解消しませんか? 来年もブログで告知いたしますので、ご参加お待ちしております。

遺言・相続・後見のご相談は「かわさき相続相談室 宇佐美行政書士事務所」へお問合せください

posted by こうさぎママ at 21:55| Comment(0) | 遺言
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